真田幸教
プロフィール
読み仮名
さなだ ゆきのり
生没
1835(天保6)年12月13日~1869(明治2)年10月18日 享年35才
出生
父は真田幸良。母は村上英俊の妹(順操院)。
別名

雄若、幸孝(名乗り始め不明~1850(嘉永3)年3月12日)

叙任
信濃守、伊豆守(1849(嘉永2)年12月)、右京大夫(1866(慶応2)年3月9日)
移籍
祖父の養子になる。
法号
文聡院殿陽若一教大居士
正室:晴姫(真晴院)(松平忠恕(まつだいら ただゆき)の娘)
側室:山本久(多喜)、土屋久米、前嶋勝、児玉直
子供
養子:幸民(伊達宗城の次男)、四男:幸世
長国寺(長野県長野市松代町)
備考
松代9代 1852(嘉永5)年5月6日~1866(慶応2)年3月9日 約15年間
沿革
真田幸教の沿革

1835(天保6)年12月13日、幸教は真田幸良の長男として生まれました。
幸教の祖父幸貫は、松平定信の次男であり、その血筋から幕府老中に抜擢され開国に揺れ動く日本の最前線にいたこともありました。
父である幸良が29才で亡くなり、その後、幸貫が後継者として何名か養子を迎えましたが、その度に若くして亡くなってしまいました。そこで幸貫は幸良の遺児であり、我が孫である幸教に家督を継がせることにしました。この時、公には幸教は松平定信の末っ子であると発表しました。

1847(弘化4)年、善光寺地震が発生し、松代藩はその復旧作業で財政破綻に近い状態に追い込まれ、もともと対立していた恩田党と真田党の内部抗争は激しさを増しました。

1852(嘉永5)年6月8日、祖父であり養父である幸貫が亡くなり(幸貫享年62才)、幸教が松代9代藩主になりました。(幸貫享年62才、幸教18才)

恩田党と真田党の内部抗争は幸貫から幸教の代に代わっても続き、幸教が松代藩主になった時には真田桜山が筆頭家老でしたが、桜山が自分の子供を藩主にしようと企んでいるとの噂が広がり、1853(嘉永6)年に真田桜山は失脚しました。真田党が失脚したことにより、恩田党から恩田頼母が家老になりました。

先代藩主の幸貫が計画した松代藩文武学校の創設は幸貫の死によって中断していましたが、幸教が藩主となってから工事は再開され1853(嘉永6)年には校舎が完成し、開校しました。
同じ 1853(嘉永6)年、藩主の居館である松代城花の丸御殿が焼失しました。

幸教が松代藩主になった年の翌年1853(嘉永6)年にペリーが日本にやってきました。幸教は家臣である佐久間象山の助言を受けて、幕府へ御殿山での警備を申し出ましたが、長谷川昭道ら松代藩内から激しい反対が出て取り消しました。
1854(嘉永7)年に再びペリーがやってきた時には幕府が松代藩にも警備を命じ、小倉藩とともに横浜の警備にあたりました。この時、国内では最新と言われるような装備で横浜へ乗り込んで行ったため注目を浴び、この時の様子を同行した高川文筌が記録画として描き残しています。

1855(安政2)年、極度の財政悪化により藩士の財産から10石につき4俵8升4勺の米を借り上げることにし、それでも足りずに領民からも借り上げたり献金させたりしました。

1855(安政2)年、松代藩文武学校が開校しました。

1860(万延元)年、7年前に焼失した花の丸御殿が再建されました。

1862(文久2)年、恩田頼母が亡くなって、真田桜山が家老に復帰しました。この頃から恩田党と真田党の対立は解消されていきました。

1863(文久3)年、幸教は幕府からイギリスの軍艦の警備を命じられる。

1862(文久2)年、参勤交代が廃止され、幸教の母が江戸から松代へ戻り住むことになり、1863(文久3)年、母のために新御殿を建設しました。(これが現在長野市松代に残っている真田邸です。)

1864(元治元)年、京に上洛して御所南門の警備にあたりました。

1864(元治元)年7月11日、公武合体派であった松代藩家臣の佐久間象山が尊王攘夷派によって京都の三条木屋町で暗殺されました。この直後、松代藩の姿勢は尊皇攘夷にほぼ固まり、蛤門の変が起きた時には松代藩は長州藩と戦いませんでした。

幸教は子供がいなかったため、伊達宗城(だて むねなり)の次男を養子に迎えました。

1866(慶応2)年、病弱だった幸教は養子の幸民に家督を譲って隠居しました。(幸民32才)

1869(明治2)年10月18日、幸教が亡くなり、長国寺に葬られました。(幸教享年35才)

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